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将来に対する明確なビジョン・・・子ども編 [思春期]

自分の将来の生活や職業についての明確なビジョンを持ったのはいつごろですか?
わたし自身は中学2年生の時です。それまでは、現実的には保育士かピアノの先生。もしくは工業高校の建築家に進学して、建築関係の仕事をしたい。と考えていましたが子どものことなので漫画家か小説家になりたいとか、ピアノを習っていたので作曲家になりたいとか(弾く才能はあまりなかったので・・・)まあ夢は持っていました。しかし、父が亡くなり、専業主婦だった母が仕事に出るようになると、もっと現実的に社会を見てしまいます。そこでわたしが選んだのは看護師。本当は保健師で小学校の養護教諭というのが一番の目標だったんですが、とにかく最短距離で仕事をしたかったので、高校は私立の衛生看護科を選びました。大学に行きたいと思ったことももちろんありましたが、その当時は看護大学は一般的ではなかったのと、母が一人で働いてわたしたち兄弟を育ててくれていたので、なるべく早く自立したかったのです。
そんな思いで選んだ看護の道も、途中で挫折しそうになったり、看護学校の時に母が白血病になって保健学科への進学を断念したりといろいろありました。それでも、まあ結果的には看護師として働いて、もう23年になりました。
わたし自身は今の生活にそれなりに満足しています。“物欲”の塊なのでぜいたくを言えばきりがありませんが、小市民的な発想で自分自身で普通に将来を決めてきて、普通の暮らしができています。それはそれでとてもありがたいことだと思います。

うちには4人の子どもがいますが、長男・次男・三男は小学生のころから、自分の将来についての現実的な計画を立てています。・・・・・・・次男と三男はまだ現役小学生ですが。
長男の夢は小学5年生の時に、まずロボコン(高専ロボットコンテスト)にはどうやったら出られるか・・・・に始まり、ロボットの勉強をさせてくれる塾のようなところに通いました。子どものためのロボット塾ですから長男がやりたい二足歩行ロボットの勉強はできませんでしたが、実際にキットを使ってロボットを組み立てプログラムを組んで、全自動の対戦型サッカーロボットを作りあげ、試合形式のコンテストに出たりもしました。その後の目標は本田技研の研究所に就職することに変わり、高校は理工学系の大学受験を考え、公立の進学校の理数学科を受験しました。・・・・・・・結果はまだですが、合格はかなり厳しいと思います。一応同じ高校の普通科を第二志望にし、さらに私立の進学校を第三志望にしました。一応第三志望の高校には合格できました。
次男は将来救急救命士になるのが希望です。勉強は好きではないので大学受験はしたくないということで、公立の工業高校を狙っています。そこでいろんな資格を取得して、消防吏員の試験を受けるというのが彼の目標です。もちろん中学生になったらHS-AEDを受講したいと言っています。
工業高校受験は、わたしやわたしの母が長男に勧めるのを聞いていて、自分が受けてみようという気になったみたいです。なぜわたしが長男に工業高校の受験を勧めたかというと、本田技研云々は別にして、彼は将来の自分の職業を工業系の技術者と思っています。その中での究極の目標が本田技研の・・・・ということになるのですが、彼もそれほど勉強が好きな方ではありません。というか理科・科学系で自分の興味のあることについては、大人も顔負けするくらいの知識があり、より多くの知識を得ようと努力しますが自分の興味がないことについては全くやらない。そんな性格では普通に大学受験は難しいのではないかと考え、どうせ工業系の勉強をするのであれば早くからそちらの道に進むのもいいのではないか、高校で自分の好きな勉強ができて、がんばれば資格も取れる。受験のための勉強ではなくて、実のある勉強になるのではないか・・・・そう考えて工業高校への進学を勧めました。実際にわたしが勧めた工業高校から本田技研の研究所へ就職した生徒もいます。でも長男は大学進学を希望し、公立の進学校を受験しました。
そのやり取りをずっとそばで聞いていた次男(小学6年生)は、自分は資格を持ってそれなりに安定していて、できれば人の役に立つ仕事に就きたいと希望し、でも勉強はあまり好きではないので大学受験とかは考えなくて・・・・・・と考えた結果、救急救命士という答えをだしました。わたしが医療系の仕事をしていて、ほかの職業についての知識がないことと、次男自身が、今は救命に興味があるということでこういう答えになったのだと思います。
同級生の中には医師になることを希望して、医学部への近道と考えられている県内ではトップクラスの進学校の中学校を受験して合格した子もいます。次男へも一応受験を勧めてみましたが(長男は受験し、不合格でした。)「オレはいい。工業高校に行くから。」と断られました。
救命士になるって、実際ははたで見るよりかなり大変だということを説明しても、まだ子供ですから現実味は沸いてないようです。大学に行って勉強するより大変だと思うのですが・・・・・。本人が決めることですし、まだ小学生ですからしばらく様子を見ようと思っています。
で、三男(小学2年生)は長男・次男とわたしや夫のやり取りをこれまたそばで聞いていて、自分は救命士にはならないけど、消防士になりたいと言い出し、次男が言うように自分も工業高校に進学して消防吏員の試験を受けるんですって。
小学2年生が言うことですから本当にどうなるかわからないのですが、まあ夢は夢ですから、がんばって実現してほしいと思っています。
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コメント 3

Kim

将来の夢があるのは良いですよね。もう夢なんて、、、です(^.^)。
私の夢はパイロットでした。実家が空港に近かったので、毎日空を飛んでいる飛行機を見て育ちました。しかし、中学2年生の時に突然目が悪くなったのであきらめました。が、今は眼鏡でもなれるとかで、
もう少し遅く生まれれば良かった、、、、なんて思った事もありますが、今の仕事もとても充実しているので良いです。
ところで、nori_coさんは色々と苦労されているのですね。
by Kim (2008-03-15 10:13) 

ノエル

久しぶりにおじゃましてます 超~遅いコメントですみません
将来について・・・私は早かったのかな?小学校5年生のときには
看護師になるといろんなところで書いていた記憶があります
母子家庭だったので、少しでも早く看護師になりたくて、
母親の後押しもあり私立の衛生看護科に入学しました
・・・もしかしてnori_coさん先輩ですか?!(私今年就職20年です)

ウチの子も今度、高校3年生になりますが
まだ先にいる自分の姿が見えないようです
なんとなく高校に行って、なんとなく大学に行って・・・で
その後は?とケンカ越しになることもあったりして
nori_coさんちの子供さんたちがうらやましい限りです
by ノエル (2008-03-20 02:36) 

nori_co

・・・・いえいえそんなことはありませんよ。
将来のことがなんとなく見えていても、実力が伴っていないと夢はかなわず夢で終わりますから。
がんばってほしいと思います。
by nori_co (2008-03-20 14:53) 

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